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札幌 ロンド / Rondo
本田竹廣がこよなく愛した赤いレンガのジャズ空間 創業は1959年。おそらく、北海道に現存するジャズ喫茶では最古。ただ、最初の移転までの5年間は、シャンソンやウエスタン、ハワイアンなどの「洋楽」もジャズと一緒にかける店だったという。マスターの鎌... -
札幌 ミツヤカフェ (2020年閉店)
マニアックながら居心地のいいご近所カフェ 店名は日本式ローマ字表記で「MITUYA CAFÉ」とつづる。由来は毛利元就の「三本の矢」の故事にちなんだものだ。マスターの矢波さん、奥さん、娘さん3人の苗字の「矢」を一つにとりまとめ、力を合わせてやってい... -
東京・渋谷 メアリー・ジェーン/Mary Jane
渋谷に新しい風を吹き込んだジャズカフェ 渋谷はかつてジャズ喫茶の多い街でもあった。 1950年代の「スイング」「デュエット」といった人気店に始まり、60年代に入ってからは道玄坂界隈とその近くの百軒店に「オスカー」「SUV」「DIG」渋谷店、「ブルーノ... -
初夏の北海道を行く
札幌へ 2014年6月9日(月) 北海道のジャズ喫茶巡りを夫婦でやってみようと思ったのは、ジェットスター(LLC)の運賃があまりに安かったからだ。 名古屋から札幌までが1人片道5, 000円程度なら、どのような旅であれ、まず損をすることはない。 取材すべき... -
青森 ブルーノート 1960年創業、日本で初めて「BlueNote」を名乗る?
リー・モーガンが酔っぱらってサインを書いたジャズ喫茶 青森のジャズ喫茶「ブルーノート」のマスター、岡本和夫さんは、青森市内中心部の商店街「夜店通り」の青果店のひとり息子として生まれ育ち、1952年、高校を卒業するとすぐに東京の神田須田町にあっ... -
根室 サテンドール Satin Doll
日本最東端の地でジャズを鳴らし続ける 「よくきかれましたよ、どうして根室でこんなにジャズが盛んなのですか? って」とマスターの谷内田一哉さん。 「根室でジャズが盛んなのは、日本のいちばん東、つまり、いちばんアメリカに近いからじゃないですか... -
サッポロのジャズの輪をつなぐ名物ジャズスポット ジェリコ/Jericho
いつかはジャズの店をやりたいと熱望しても、簡単にその夢がかなうわけではない。「ジェリコ」のマスター、渋谷純一さんもそうだった。大学を出て、資金稼ぎをしながらジャズの勉強をしようと思って札幌の有名店「ジャマイカ」に勤めてみたのだが、ジャズ... -
札幌のジャズを守り続け、鳴り響くパラゴン ジャマイカ/Jamaica
札幌のジャズを守り続け、鳴り響くパラゴン 2003年まで、札幌・すすきのの近く、南2条西5丁目角には「札幌東映」という映画館があり、「ジャマイカ」は1989年(平成元年)までその地下で営業していた。店の向かい合わせが成人映画専門の「東映パラス」で、... -
札幌 BAR 81 バー・エイティー・ワン
ヴィンテージの響きに今宵も酔いしれる カウンターだけの小さな空間だが、オーディオに多少の知識のある客なら、入って左側の棚を見ておおっと目を開くにちがいない。レコードプレイヤーは50年代の名機ガラード301、アンプは60年代初頭のマッキントッシュM...