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稚内 トモエ / Tomoe
午前6時30分。日本最北のジャズ喫茶にて往時をしのぶ 日本最北端のジャズ喫茶「トモエ」。ここはいちばん北にあるというだけではなく、おそらく日本でいちばん開業時間の早いジャズ喫茶ではないだろうか。 店が開くのは午前6時30分。常連客の多くが朝の早... -
帯広 ページワン / Page 1 (2021年閉店)
帯広でジャズを流して30年の歴史が醸し出す風格 JR帯広駅北口のバスタータミナルを抜けて通りを1本渡ったところ、「十勝ガーデンズホテル」の向いにジャズバー「PAGE1」がある。 店名が大きくあし らわれた石造りふうの1階入り口の扉をあけて階段を上がる... -
函館 リーフ / Leaf
函館の旧繁華街を元気づけるジャズカフェ ※「Leaf」は2018年10月より函館市松風町7−6に移転しました。本記事は移転前の取材、写真をもとに作成したものです。 函館駅から市電に沿って歩いて5分ほどのところに、かつては函館随一の花街、大森遊郭があった... -
函館 想苑 / Soen
緑深き公園を眺めながら熱い珈琲とジャズを 桜の名所として函館市民に親しまれている函館公園は、明治12年に英国領事の発案をもとに一般から芸娼にいたる幅広い市民の寄付で生まれた日本でも珍しい公立公園だ。公園の造成や築山にさいしても市民がボランテ... -
函館 J.B.ハウス
珈琲も酒も音もさりげなくよいものを集めて30余年 市電「青柳町」駅から約130m、函館公園入り口前の通りに「J.B.ハウス」がある。マスターの塚田保さんは、京都の大学を卒業して帰ってくるなり、自宅を改築してこの店を始めた。 塚田さんが大学卒業後すぐ... -
小樽 フリーランス/ Free-Lance
運河の近く、蔵の町でひっそりと輝く至宝 小樽運河には北海道の伝統的な洋風建築、木骨石造(もっこついしづくり)の建物がいまも多く残されているが、そこから少し離れてポツンと建っているのが、明治時代の蔵を改装した「フリーランス」だ。 「まだ小樽... -
函館 バップ / Bop
ジャズが投げかけてくる驚きを求めつづけて半世紀 壁に飾られている額縁入りのジョン・コルトレーンとマイルス・ディヴィスのサインは、どちらもマスターの松浦善治さんが関係者や警備員の目をかいくぐり、彼らの楽屋を訪ねて書いてもらったものだ。 コル... -
小樽 グルービー / Groovy (2018年閉店)
ジャズ人生の集大成はやっぱりジャズ喫茶だった マスターの野田弘之さんは、定年退職を迎える4、5年前から「ジャズ喫茶をやりたい」と真剣に考えるようになっていた。しかし、妻に相談をすることができたのは、定年が差し迫った3カ月前のことだった。妻の... -
札幌 エンジェルアイズ2 / Angel Eyes 2
全国屈指の大音量を誇る大人の秘密基地 札幌市営地下鉄東西線の「バスセンター」駅で下車。ひとつ隣の「大通り」駅のような喧噪はこのあたりにはなく、明かりといえば街灯ぐらいだ。地下鉄の出口階段を上がりきるあたりからどこからかジャズの音が聴こえて... -
札幌 ボッサ / Bossa
最高のオーディオでジャズを気取らずに楽しむ 札幌一の繁華街すすきのの、目抜き通りの一角に「BOSSA 」がある。 雑居ビルの1階入り口には「2時間以内1850円でカクテル飲み放題」と書かれたジャズ喫茶らしからぬ(?)案内看板が。しかし、階段を上がり2階...